2020年04月07日
故障診断 その1
故障の修理診断中です・・・
現象はバッテリーを挿してセミオートにしてトリガーを引いても動かない。
テイクダウンすると赤LEDが点滅しているとの事。
LED点滅は通電(トリガーを引く事)後一定時間(とは言ってもミリsecの世界ですが)経過しても
セクターギアの検知穴を検知出来ない場合にLEDを点滅させモーターへの通電をカットする
安全機能が働いた際の動作になります。
一番単純な原因はセクターギアの検知穴に異物(ゴミやグリス等)が詰まってしまい赤外線セン
サーが受光出来なかった場合です。これは穴を掃除して異物を取り除けばセンサーに検知が
復活して治ります。まぁ滅多にこれで止まる事はありませんが...
ここで治れば修理診断費用と送料のみで修理完了!!
次、点滅で一番多いのはモーターの不具合です。
通電しているにも関わらずモーターが回転しない為にタイムオーバーとなりエラー発生します。
原因はモーターの故障なのでモーターないしモーターのローターを交換すれば治ります。
一番お金掛かりますが・・・
KUMIモーターが税別で約31000円。これに工賃が掛かります(-_-;)
最近少ないですがFETのパンク等基盤関係のトラブルの場合もあります。
2008年以降の基盤ではFETトラブル減りましたがLipoバッテリーが標準になってからはちょくちょく
発生します。原因はショートです。ディーンズコネクターは形状上逆接出来ないはずなのですが
端子は逆極に触れてしまう可能性あります。特にストックチューブ内部の狭い空間で短い配線を
接続する為、ショートさせる人が結構居ます。
ヒューズは付いていますが35Aヒューズが完全に溶解する程長く逆接電流が流れたら基盤は逝き
ます。運よく「パチッ」と一瞬青白い火花が散る程度であれば基盤へのダメージも少ないとは思い
ますが多少は影響を受けている可能性もあり、それを数回繰り返す事で壊れる事もあります。
よって、バッテリーの接続は慎重に行って下さい。
当店でも、納品直後に目の前で逆接していきなり基盤飛ばしてしまった人が二人います。
危険性を説明した直後なのですが。。。(´;ω;`)
今回の個体はどうなのでしょうか?
まずは動作チェック(当然動かなかったのですが)の後、モーター状態を調べるためにグリップ底
板を外してみました。
画像でもわかると思いますがかなりのカーボンが出て来ました。
この後、グリップをプラハンマーで軽く叩くと更にいっぱいカーボン滓が落ちてきました。
グリップ内部もかなり汚れておりウエスで拭うと真っ黒になりました。
もしかするとブラシの摩耗かもしれません。ブラシ交換すれば治るかも?
次回に続く・・・・
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Posted by papa at 13:55│Comments(0)
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