2018年09月03日

故障修理とバリューキット3


不調のPTW修理中

預かった調子の悪いPTWの修理中です。
不具合箇所はすぐ分かったのですが何故そうなったのかの原因追求中。

壊れたパーツを交換すれば当面は動くかもしれませんが元を正さなけれ
ば故障は必ず再発します。

ヒューズが飛んだ場合と同じですが、ヒューズが切れる原因を発見しない
とヒューズ交換しても大概の場合また飛んでしまいます。
希にヒューズの劣化で他に原因が無い場合もありますが(笑)

今回の場合、BB弾の飛距離が殆どなくなって弾ポロ状態との事で調査した
ところシリンダー内部のOリングがダメになっていました。

ただ、何故そんな状況に陥ってしまったのかが大切です。
単なるグリス切れなのか?それとも他にもっと重大な問題を抱えているのか。


今回の場合、一見ギアBOXは関係無いと思われますが露出しているインターナ
ルセクターギアが錆びていたのが気になって分解してみました。

通常、純正のインターナルセクターギアはよほど古いモデルで無い限りはりん酸
処理(だったと思うのですが)してあり、あまり錆びない筈です。
ギアBOX内部も通常はグリスアップされておりそのグリスが廻るので...

で、開けて見るとギアBOX内部はほぼ完全にドライ状態でした。お陰様?でグリ
スの抵抗が無いせいか無負荷状態ではかなり軽やかに回転してますが。。。

あとはサンギアベアリング内部にはサンギア及びそのシャフトが大きなストレスを
受けた為かベアリングにギアの形に凹みがあります。
その関係もあってかベアリングプレートがサンギアにも干渉しており金属粉がか
なり出ています。
本来表面がツルツルのベアリングプレートのサンギア側の面がザラザラに削れて
います。

こう言った負荷がサンギアに掛かった場合、プラネタリーギアシャフトが曲がったり
するのですが今回の個体は見た感じは大丈夫そうです。プラネタリーギアにもぱっ
と見ダメージを受けてそうな様子もありませんでした。

とりあえずインターナルセクターギアとベアリングとベアリングプレートを交換して
テスト用ロアーフレームにギアBOXを載せ安定化電源で低電圧を掛けて空転テ
ストを行い異音や異常な振動が無いか引き続きテストを行う予定です。

パーツ代や工賃を考えたらギアBOX毎交換した方が楽で安いかもしれないので
すが(笑) 
もちろん新品ギアBOXを単品パーツで揃えたらとんでも無い価格になってしまい
ますが「例のバリューキット3」を持っていたとすれば今回のパーツ代と工賃に多
少上乗せ程度で新品ギアBOXに交換可能です。

恣意的な考え方かもしれませんがバリューキット3が47520円。その構成内容の
490KUMIモーターが26000円、SECUが17600円、SWDが18500円、セレクター
基盤が3000円、既にこの時点で65000円オーバーです。残りのアンビギアBOX
assyはMAXだと約25000円、SuperMAXだと31000円にもなりますのでギアBO
Xは既にオマケのレベルですね... 

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