2018年01月27日
ＤＳＧギア組込み
ＤＳＧギアの組込み
最近、ＤＳＧの組込み依頼が良くあります。
ＤＳＧは本来セクタギア一回転で１発の発射を一回転で２発出る仕組みなのでセミオート
だと半回転ですむ訳です。
フルだとサイクルは理論上(モーターが同じ回転数廻ると仮定すれば？)倍になります。
実際倍まで行くのか不明ですがフルのサイクルは無茶苦茶速くなりますのでノーマル
スプリングでノーマル(MAX)ギア比だと弾送りに問題が出る事が多いです。
前述した様にセクター半回転で一発発射の為、ピストンはフルコックされないので初速
は30%程度落ちます。よって通常モデル同等の初速を求める場合はM110～130程度
のレートスプリングが必要になります。
マルイ方式の電動ガンのDSGは既にかなり浸透している様ですがPTW用は長期に渡
るメカニズムへの影響度はまだ検証出来ていないのでなんとも言えませんが、構造的
に、サイクルがアップする事によるシリンダー関連の消耗やギアＢＯＸの負荷。
強化スプリングを使う為、モーターへの負荷、給弾関連のトラブル等が挙げられます。
ネガな事ばかり言っていても仕方ないので引き続き検証は行いますが当店では現時点
では強化スプリングの扱いは行っていませんので組込み依頼の際はあくまでノーマルス
プリング(純正のM90スプリング)で動作確認致します。もし強化スプリングご希望の場合
はお客様にて手配を行い送って戴ければ組みますが組んだ結果、法定初速を超える場
合はノーマルスプリングに戻してのお渡しになります。
実際組んでみて試射するとわかりますがセミのキレは凄いです。
セミオート限定のインドアゲーム等ではすごく活躍出来る気がします。
ノントラブルなら...
ＤＳＧ運用上で特に注意が必要な点ですが、ロアーのみで動作させた後にアッパーを戻
す際、セクターギアが露出しない(一周で二箇所あるので100％露出しないのは無理です
が)位置に手動で動かしてからアッパーを閉じないとピストンを壊したりギアBOXのシャフ
トに負荷が掛かり不調をきたします。この手の不調はその時すぐに出ないでジワジワと
ボディーブローの様に効いて来ますので心当たりある人はお早めに治療が必要です。
当店にも他店組込みのDSG機が数本修理に入って来ましたがプラネタリーギアシャフト
の曲がりやピストンレール折れ、ピストンラックギア欠けや打痕等が見受けられました。
使用するバッテリーの状態や電圧、容量によってセミで空回しした後のセクター停止位置
が違いますのでアッパー閉じる前に必ずセクターギアの歯の位置に注意してください。
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PTW用Cyclone DSG
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