2017年09月29日

SYSTEMA製ショートインナーバレルセット質疑応答

NM16-AC022 ショートインナーバレルセット
http://modelshoppapa.shop-pro.jp/?pid=122881480

SYSTEMA製ショートインナーバレルセット質疑応答
SYSTEMA側でまとめたショートインナーバレル関連の質問に対する回答です。
購入の際、参考にして下さい。



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ショートインナーバレルについての質疑応答

質問1:ブログ読者からの質問
「従来回転してしまうことで、抵抗にむらが出てしまったローラーパッキンを確実に固定すること
 で 精度を向上させています。」
とありますが具体的にどのような手法で固定しているのでしょうか?

回答
試作開発時、ホップアジャスターをスチールワイヤーカット品で製作し、ローラーパッキン固定ピンを六角棒にて組み立てたものを製作しました。
ローラーパッキンは六角棒で固定されていますし、寸法も太目に変更しましたので、回転は完全に止められています。
しかし、この試作は正直あまり効果がないどころか、弾道がかなり乱れました。
そこで、従来品のアジャスターとローラーパッキンの組み合わせを、巷間言われる接着にての固定で試作し試しました。
これも、鉄製同様弾道は乱れましたので、従来の組み立て方法のものに交換しましたら、修正できました。

従いまして、量産品は、従来と同様の部品を使用し、同じ組み立て方法を採用しています。
つまり、ローラーパッキンは固定されていません。

ただ、スチール製のホップアジャスターは、寸法が正確なためか、単体剛性が向上したためかは不明ですが、良い動作をします。
すでにカスタムパーツとして流通しているようですが、ワイヤカット部分を磨けばかなり良く気に入りました。

種々異論もあろうかとは思いますが、ローラーパッキンが回転することにより、抜弾抵抗(BB弾がパッキンと接触を開始してから解放されるまでの総抵抗値)を上げるのではなく、抵抗がかかる時間を長くすることで、
かかりを安定化させるという発想で製作した、PTW用HOPの構造は、BB弾の製作精度がここ最近で急激に高くなったことで、本来の性能を発揮できるようになったと推測しています。

今回の製品開発を通じて得た結論として、当社は、現在、ローラーパッキンは固定しない方が良いと考えています。
ただし、PTWのごく初期の製品など、パッキンと固定ピンの勘合、および固定ピンとアジャスターの勘合がゆる過ぎるのは、現在の最新パーツに交換した方が良いと考えます。


質問2:当店お客様よりの質問
「インナーバレル長が極端に短くなっていますがM16A2やM16A3にも使えるのでしょうか?」

回答
大丈夫です。
全長150mmと極端に短いインナーバレルアッセンブリーですが、専用シリンダーユニットとのセットですので、問題なくご使用いただけます。



質問3:ブログ読者からの質問
「超ショーティーアウターのコンパクトサイズ銃を使っています。アウターが短くてもショートインナーの効果はありますか?」

回答
PTWのアウターバレルの内径はφ10mmです。
インナーバレルの先端部に施したテーパー加工や段付き加工により、いわゆる「整流効果」が確認できたのですから、φ6mmの内径からはじき出されるBB弾は、アウターバレル内径部分においても、
一定の整流された大気とともに発射されると想像しても間違いはないはずです。
しかし、現在のところは、アウターバレル部分での整流効果を確認できるだけのテストデータはございません。
端的に申し上げれば撃ち込みが足りないのです。

今回のショートインナーバレルセットは、M4サイズおよびCQBRサイズ2種により、様々なサイズのインナーバレルおよびシリンダーユニットを同じ固体内で交換しテストしました。
その経験によれば少なくとも、CQBRモデルではまったく問題はありませんでした。
超・ショートバレルがどれほどの長さか不明ですが、インナーバレルが収まるサイズであれば大丈夫です。

ばねで少しは補助してますが、150mmしかないインナーバレルアッセンブリーで、飛距離が伸びるのですから、今までの常識と比較し、初めはかなり違和感がありました。
しかし、特筆すべきは、その弾道の素直さです。
とても当てやすい弾道を、ぜひお楽しみいただきたいと思います。


質問4:当店お客様よりの質問
「他店で流速チューンの場合実物ハイダーやマズルブレーキを使うと弾と干渉するのでノーマル
 ハイダーに戻さないと弾道が悪くなると聞きました。今回のショートインナーは基本流速チューン
 と考えて良いのですよね?」

回答
これは、まったく想定外でした。
今回の新製品を、ノーマルのPTWに 装着いただく分には、なんの問題も生じないは当然ですが、実物ハイダー等はテストしておりません。
テストでは、当社製ハイダーしか使用しておりませんので、
なんのデータもございません。
申し訳ございませんが、干渉する場合は、当社製ハイダーをご使用ください。

しかし、反面、今回の新製品による素直な弾道と飛距離は、サプレッサーやサイレンサー等を併用したくなることは容易に理解できます。
取り付け精度や強度、およびHOPのかけ具合によっても影響を受けますので、
確約はできませんが、A2/A3でも問題はございませんので、トータルで20インチバレル相当の長さであれば、干渉はしないと推測します。

次に「流速チューン」についてですが、まことに申し訳ないことに、「流速チューン」なるものの意図するところと、実際の製品が何なのかまったく存じ上げません。
従いまして、コメントできかねます。
ご容赦ください。


質問5:これは私からの質問です。
「ガスガンに 近い比較的高い保持力のチャンバーパッキン構造との組み合わせで、大変に伸びのある弾道
が得られ ます。」
とありますが、先般チャンバーパッキンの材質見直しされた事を聞きました。
従来比でどの程度硬くなった等の変化があるのでしょうか?
また、新チャンバーパッキンは従来モデルにも適用可能なのでしょうか?

回答
これも時差による誤植となります。
試作のゴム硬度を上げたチャンバーパッキンは、頻繁な給油の必要性と、抜弾抵抗の不安定さによる弾道の乱れにより不採用となりました。
以下がその経緯です。
命中精度を上げるためには、特にチャンバー部分における、BB弾の保持位置を安定化することが重要であることは広く知られています。
特に、ボルトアクションの銃などでは、コッキングの巧拙が、
射手の技量で最も差がつくことでも理解できます。
また、マルイ製品の例を見るまでもなく、チャンバーパッキンの保持力は少なければ少ないほど、つまりそっと押さえる程度が理想であるとも考えます。

しかし、PTWでは、独自の給弾機構により、給弾時、ノズルによりBBをはじいてチャンバーに放り込みます。
その衝撃を受け止めるため、チャンバーパッキンには一定の硬度を必要とするのです。

今回は、その不利を逆手に取り、加速シリンダーの急激な突出圧を最大限に利用することで飛距離を伸ばそうと画策しました。
その効果をさらに上げるべく、チャンバーパッキンをさらに固くしようと試作しましたが、結果は良くありませんでした。
しかし、この方向性には、まだ可能性があると考えています。
現在のNBR/1種だけでなく、NBR/2種、CRやシリコン、ウレタンなどの材料変更から、寸法の見直しまで、さらに効果のあるチャンバーパッキンができましたら、単体販売をしたいと考えています。


何れにしましても、ご案内書の記述(開発中)と、出来上がり/量産品との大幅な仕様の変更は、混乱を招く原因であり、深くお詫び申し上げます。
大変に申し訳ございません。


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