2014年10月20日

トレーニングウエポン シリンダーメンテナンス その3

シリンダーメンテナンス第三弾です。

シリンダーの分解方法はわかったと思いますので今回から具体的なメンテナンス
フェーズに入ります。

まずは一番重要なピストンヘッド&シリンダヘッド部分です。
普通に分解するとシリンダヘッド部分とピストンは繋がっています。

トレーニングウエポン シリンダーメンテナンス その3
そのままの状態ではメンテ出来ないのでシリンダヘッドを引っ張ってピストンと
分離させる必要があります。

ここで大切なのは必ずシリンダヘッドとピストンを一直線にした状態で引っ張っ
て分離させると言う事です。

引っ張って行くとある程度まではスプリングテンションでピストンヘッド部分が
伸びて来ますが一定の場所を超えるとそれ以上伸びない為にシリンダヘッド
ノズルを咥えているピストンヘッド内部のOリングが耐え切れずノズルをリリー
スして分離します。

出来れば新品時にこの感触(ノズルをリリースするタイミングや硬さ)を味わっ
て覚えて下さい。何回かやってみても良いと思います。

この硬さがピストンヘッドOリング(小)の正常な硬さです。
トレーニングウエポン シリンダーメンテナンス その3
Oリングが消耗してくるとノズルを保持する力が無くなりもっと早い時点でリリ
ースしたり全く保持しなくなります。

そうなると給弾が出来なくなったり弾割れや給弾不良が発生します。
給弾不良だけなら良いですが割れた弾がはさまってしまう事による停弾によ
ってピストンラックギアの破損、ギアBOX内部のギア破損、負荷による基盤
やモータートラブル等が発生してダメージが大きくなる訳です。

トレーニングウエポン シリンダーメンテナンス その3
清掃する際はピストンヘッドからピストンヘッドOリング(小)を外します。
この時に先ほど分離する工程を行った際に消耗を感じたらOリング(小)は交換
して下さい。適度なテンションが残っていればそのまま清掃してグリスアップして
元の戻します。
忘れてはいけないのがOリング(小)の入っていた穴です。
この穴には古いグリスや吸い込んだ異物が堆積しているので必ず清掃して再度
グリスアップして下さい。

トレーニングウエポン シリンダーメンテナンス その3
もちろん雄側(シリンダヘッドのノズル)も古いグリスや汚れがあるので清掃します。
組み上げる前にシリンダヘッド側のノズル(ピストン側)に充分シリンダグリスを塗布
(多すぎるとチャンバーに飛ぶので適度に)してピストンとシリンダヘッドを手動で結
合&分離を数回すればグリスが万遍なく行き渡ります。
最終的に組み立てる前にノズル側の余分なグリスを拭き取れば万全です。

お問合せはモデルショップPAPAまで 
メール hirokomama0527@yahoo.co.jp



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